銅像をもっと身近に!大浜公園のあの子たち

みなさんは銅像って好きですか?

旅行先で観光スポットに銅像があれば、欠かさずに巡りますか?


一般的な世の人の銅像体験は次の3つに分類されるそうです。


①知らんうちに通り過ぎとったわ(笑)・・・60%

②なんかようわからんけど、銅像を見上げてへぇ〜と言う・・・35%

③同じポーズして写真を撮る・・・4%


なんか切ないな、、、


あれ、①、②、③を足しても99%にしかなりませんね。


残りの1%は、

④銅像と一緒に遊ぶ

です。


この④が体験できる銅像が、堺の大浜公園にはあるんです。

それが、こちら。

ワンワンワン!って、人とちゃうんか〜い


銅像のイメージって、鋭い眼光の背広のおじさま、じゃないですか?

いえいえ、大浜公園の銅像は、樺太犬のワンワンたち。


銅像は、原っぱに、突然、どーんとあります。

柵もなく、程よい高さ。

ヨシヨシする人、うえにまたがる人、よく見かけます。


幼い頃、私も父親に連れられて、よくこの犬であそんでました。

父親が犬に噛まれた演技をして、痛い!とか言うもんやから、びっくりして泣いた記憶が。

たしか、このワンちゃん。

この銅像、樺太犬タロとジロの物語をモチーフに製作されたものだそうです。

このお話は実話で、昭和33年、南極観測のために連れて行った樺太犬たちを、

やむを得ず置いて帰ってしまったということがありました。


その話を嘆いた、堺出身の獣医師であり彫刻家でもあった岩田千虎さんが、

この樺太犬の銅像を製作したんですね。


今は毎日遊び相手がいて、少しは寂しさもまぎれているかな。

大浜公園に行くときは、よう頑張ったな、とひと声かけて、いっぱいあそんであげてね。

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